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聴覚障害者の認定は片耳ではなかなか難しい

体験記

聴覚障害者の認定までの道のり

私のように、片耳だけがほぼ聞こえないと…

障害者であるものの、聴覚障害は外見から判断しづらく、生活上も職場でもなかなか気にしてもらえない辛さがさりますよね。
せめて、補聴器の購入補助金の活用などの行政サービスが利用できないかと障害者手帳について調べてみました。
しかし、原則として両手・両耳・両足・両目など、人体に2つあるものについては、片方だけではなかなか「生活に支障がある」と認められないようです。
実際、数年前にも病院で検査したところ、けんもほろろに断られました。
※私の住む市での例ですので、詳細はご自身でもお調べください。

聴覚障害には状態によって段階が分けられている

聴覚障害は6段階に分けられていて、他の障害の級と比較できるようになっています。
具体的には、聴覚障害は1級、5級、7級に当たる分類がなく、2,3,4,6級の4段階が設定されています。
さらに、障害は大分類として第1種と第2種に分けられており、第1種に認定されるような障害は、通常生活ができないほどの重度障害が分類されています。
聴覚障害の場合は、2,3級が第1種となっており、4,6級が第2種となっています。
級の分類はデシベルで明確に表記されているものと、普通会話の明瞭性が50%といった感覚的なものがあります。
聴覚障害の最重度である2級に認知されると、障害者基礎年金や特別障害者手当などの金銭的支援のほか、乗り物の割引などの行政支援を受けられます。

聴覚障害者手帳を手に入れるには

障害者手帳は、市役所などに申請をし、検討されたあと決定をうけることとなります。私たち聴覚障害者の場合は、総合病院や耳鼻咽喉科に「聴覚障害者申請のための検査をしたい」ことを伝えて、例の「ピープー」を聞く検査をうけることとなります。
ただ、タイトルにも書きましたが、片耳で通常の会話ができる程度では場合によっては検査もされず門前払いとなる可能性もあります。
補聴器購入補助金など目的があるのでしたら、諦めずに複数の病院やクリニックに相談するつもりで頑張ってください。
わたしは、聴神経腫瘍のためのガンマナイフを受けたとき、担当医が障害者申請するかと聞かれたにもかかわらず申請しませんでした。
その後聞こえる方の耳も耳鳴りが増えてきたため業務でもやや不都合が増えてしまい、改めて申請しようと地元の病院に検査を依頼したところ、
「生活上問題ないでしょ?」
と心無い言葉と検査料の請求書をもらうというつらい経験をしています。
今回、開頭手術を受けた病院の耳鼻科にて検査していただいたところ、十分申請できる状態とのことで、自宅近くの耳鼻咽喉科へ紹介していただくことができました。
申請にはまだ2回程度、期間を開けて検査をする必要があるそうですが、先の病院とは異なり、ちゃんと挑戦権を得られただけでも納得のゆく状況になりました。

最終的には自治体の判断

もしあなたも聴覚障害の申請を検討されているなら、まずは市役所・区役所の障害関連窓口で職員に相談してみてください。申請書と説明書をもらえると思います。
十分内容を理解した上で、ぜひ信頼できる耳鼻科に相談してみてください。わたしのかかった病院のように心無い対応をする病院もあれば、親身に手続きを教えてくれ、今後悪化した場合のことも視野に入れたアドバイスをくれる病院もあります。
何度か病院に行くことを覚悟の上、諦めずに頑張ってください。
そして、私のように骨伝導でも聞こえないような状態でないなら、補聴器など使える物は使って、ぜひ音のある世界を取り戻してください!

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