聴神経腫瘍とは

聴神経腫瘍とは

聴神経腫瘍の位置

上の図(出典:All About「聴神経腫瘍 症状・診断・治療」より)をご覧ください。

症状としては難聴と同じく、耳鳴りと聴力の低下ですが、鼓膜より脳側にある神経の腫瘍です。

例えますと、鼓膜がマイク、聴神経がマイクコード、脳がスピーカーやアンプといった感じでしょうか。マイクがどれだけ正常でも、マイクコードがおかしくなっていては音は伝えられません。

聴神経腫瘍という脳腫瘍

脳腫瘍の一つとして紹介されることが多いと思いますが、脳そのものの腫瘍ではありません。脳に音声信号を送っている聴神経が腫れ上がっているものです。

聴神経そのものが腫れ上がる理由は様々のようですが、私の場合は過度なストレス、しかも腫瘍のできた方向にストレスの原因があることが多いと担当医から言われました。

なお、聴神経腫瘍は良性の腫瘍と言われており、転移の恐れはないこと、ほとんどの人が片耳だけに発症することが特徴です。

聴神経腫瘍の症状

耳鳴りと聴力の低下が第一の症状です。

腫瘍は数ヶ月に1ミリなど、非常にゆっくりと大きくなるため、聴力低下も徐々に進行することが通例のようですが、私の場合はある日突然聞こえなくなったことから当初は突発性難聴との誤診でした。

また、腫瘍が三叉神経を押し出すとめまいなどを発症し、顔面神経を押し出すと顔面神経痛などが現れるようです。

なお、小脳まで押し出すとまっすぐ歩けない、ゆくゆくは命の危険を伴うこともあるそうです。

聴神経腫瘍の手術

聴神経腫瘍の直径が3センチ以内であり、また脳の深部であればガンマナイフ療法が推奨されます。ガンマナイフは開頭せず、外部から微弱な放射線(ガンマ線)を照射することで焼き切る手術です。

また、3センチを超える腫瘍の場合はガンマナイフでの手術は困難であり、開頭手術が選択されるそうです。場合によっては、開頭手術によりある程度を切除したあと、ガンマナイフにて残存部分に照射する併用手術が行われることもあるそうです。

ガンマナイフの術後

ガンマナイフは焼き切るイメージの手術で、目的は腫瘍の除去ではなく、増大の抑制です。

術後は腫れ上がることもあるようですが、通常は半年から数年かけて縮小していきます。私の場合は、術後、小さくなり、その後はほぼ小さいまま動きがないといった推移です。

ガンマナイフ手術の受け方

まず、耳鳴りや難聴の症状が出たら耳鼻咽喉科にて中耳炎などの病気でないかを確認してみてください。治療をしても効果がないなら、聴神経腫瘍を疑ってみると良いと思います。

聴神経腫瘍は急速に進行するものではないので、焦らず着実にMRIなどで確認してからでも遅くありません。そして聴神経腫瘍であると思われるなら、ガンマナイフセンターのある大学病院などを紹介してもらえるように進めると良いと思います。