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脳腫瘍の化学治療〜抗がん剤の副作用その3【体験記】

抗がん剤の副作用体験記 体験記

脳腫瘍の開頭手術後、退院して3回めの抗がん剤自宅服用の時期が来ました。

服用方法は、1ヶ月に1回、抗がん剤を5日連続服用し、23日の休憩を挟むというものです。
初月は3日目に耐え難い胃痛と言う形で副作用が出ました。
2ヶ月目は抗がん剤の服用量が1.5倍になったためか、3,4日目がほぼ寝たきりとなったのです。

そして今回、3回目の連続服用が始まりました。

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抗がん剤の副作用を医師に訴えた

抗がん剤副作用

2ヶ月目の副作用では実質1週間ほどぐったりしてしまい、秋から復帰する仕事のことなど想像もできない状態でした。

職場の仲間は「治療に専念してほしい」と連絡をくれます。
来月のわたしの復帰まで、なんとか持たせますと言ってくれています。どんなに辛くてもわたしのせいで仲間が苦しんでいるのは理不尽です、なんとしても抗がん剤の副作用とうまく付き合う必要があります。

わたしの副作用は「胃腸の痛み」に集中しています。
とにかく胃薬の処方量を増やしてもらうのが得策と考えました。

また、前回「抗がん剤を1.5倍にしますが、280mgと300mgが選べます、どうされますか?」と医師から聞かれていたこともあり、280mgに変えてもらおうと思いました。

診察時、医師に状況を伝えたところ、抗がん剤を20mg少ない280mgに変更、胃薬としてネキシウムという薬を多めに10日分処方されることとなりました。

抗がん剤を減量したあとの副作用は

抗がん剤の副作用

今までの傾向では、副作用が強く出るのは3日目。
やはり今回も1日目、2日目はほとんど苦しくありませんでした。

人間、ゲンキンなものです。
「服用量が少し減った上に、もう3回目。もしかしたら副作用を感じない程度になるんじゃないだろうか?」
すぐに都合の良い考えが頭に浮かびます。

そして迎えた3日目、朝は問題なし。
しかし、昼過ぎになってから副作用が出てきました。

とにかく胃腸が搾られるような感覚で、眠ってしまう他に対処法がありません。
3時頃から夕方まで仮眠。
お風呂に入ろうと動き出せるようになったのは21時頃でした。

痛みを感じている「みぞおち」を中心に41℃の温かいシャワーをあてて、ゆっくりと痛みを和らげます。
心身ともにようやく落ち着いてきた感じが、体中の筋肉が緩んでくることでわかります。
痛みに耐え続けているので、キュッと身を縮めていたのでしょう。

おかげで夜は苦しむことなく直ぐに眠りにつくことが出えきました。

抗がん剤副作用4日目は

抗がん剤は5日連続服用です。4日目の朝も、もちろん服用しなければなりません。

朝6時に起床し、吐き気どめを服用、6時半に抗がん剤280mgを服用。
おかげさまで胃腸痛以外には目立った辛さはないので、服用時にもどす何てこともありませんでした。

正直、3日目の半日だけで収まるのではないかと希望的観測をしていました。
4日目も昼過ぎまで胃痛に苦しみ、結局5日目の午前中までなんとか耐えられる程度の痛みが続いたのでした。

次回は、職場復帰後に連続服用があります。不安は募るばかりです。

脳腫瘍のMRI

脳内の亢進(脳腫瘍が膨らんで、脳内の圧力が上がってっしまうこと)は、徐々にであるものの、順調な範囲内で解消してきているとのことでした。

全く動かせなかった左手は、ゆっくりであればキーボードを使えるくらいまで戻ってきました。
残念ながら「手触り」は戻ることはありません。しかし、何かがぶつかるくらいは感じることがデキるようになってきました。

診察時のMRI写真を見ると、真っ白に写っていた左脳に、ようやく黒い部分がみえてきました。

なんともはっきりしない状況で、副作用に苦しみながらも、飲める薬があるだけでも幸せだと思うのでした。

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