急に入院となると、いったいどれだけの準備をすればいいのかわかりません。
また、新型コロナの影響で、いまや面会謝絶となっている病院がほとんどです。
お見舞いはナースステーション止まりとなるため、注意が必要です。
今回は、新型コロナ感染拡大中に入院していたわたしの実体験をもとに、入院生活の必需品リストをご紹介します。
入院必需品リスト
何よりすぐに必要なものはつぎの3点です。
- 健康保険証
- お薬手帳(ない場合は飲んでいる薬の写真を撮っておく)
- クレジットカード(最近の総合病院ならカードで医療費を支払えます。)
クレジットカードでの医療費支払いを強くおすすめします。
病院では現金をなるべく持たない
最近は入院患者をねらった窃盗事件は少なからず発生しています。
起き上がることもできない患者に現金を渡すのは危険なだけでなく、余計な心配が増えるだけでメリットはありません。
また現金を引き出すためにコンビニのATMなどを利用すると、手数料がかかるので不経済です。
もしも長期入院が確実なら、医療費関連の支払い専用のクレジットカード作っておくと便利です。
わたしの場合は入院関連専用に2枚クレジットカードをつくりました。
救急搬送だったので事前準備できず術後でしたが、1回目の支払いまでにはクレジットカードが手元に届きました。
2枚にしたのは、
- 医療費控除の集計を考えて、病院と調剤薬局の支払い専用に1枚
- 病院内のコンビニ専用にもう1枚
としてわかりやすくするためと、大金を支払うならせめてポイントを貯めようとしたのです。
自分のライフスタイルに合ったカードにしておくと無駄がないのでおすすめです。
わたしは車で送迎してもらっているのでガソリン代が最大7円/リットル安くなるカードと永年年会費無料のカードにしました。
ガソリン系でおすすめのENEOSカードは、カードの利用状況により最大で7円もガソリン代がキャッシュバックされます。
また、わたしはバイクにガソリンを入れるとき、非接触型の支払いキーホルダー(エネキーというものです)が使えることが便利で手放せません。手袋も外さず、財布もさわらず、バイクにまたがったまま支払えるので、ライダー必須、本当におすすめです。
年会費無料でポイントがたまりやすい年会費無料 Booking.comカードはホテル代やレンタカー代がかなり安くなるそうです。旅行ができるくらい回復したときに貯めたポイントで温泉旅館に行きたいと思っています。
今回の入院では、限度額認定証をつかっても毎月数十万円を3ヶ月連続、クレジットカードで支払いました。支払いを延ばすことで、貯金に手を付けず、医療保険金で完済できています。
おかげさまでポイントも相当たまりました。
余談ですが、クレジットカードを作るときはキャッシング枠は0円にしておくことをおすすめします。もしも今後、なんらかのローンをするときに振りになる場合があります。
また、リボルビング払いは絶対にせず、支払いは一括支払いのみにして、利息なしでポイントをためることをおすすめします。
医療保険金が入金されるまでの間だけの使用に限定した使い方が良いと思います。
手術ありの入院準備リスト
手術を伴う入院の場合は、数日ベッドから起き上がれません。
このため、必要最小限の準備をします。
- マスク(新型コロナの影響で患者も必要)
- スマホ
- スマホ充電コード
- イヤホン(テレビ用)
- パジャマ(貸出しもありますが費用がかかる)
- フェイスタオル(5枚程度)
- ハンドタオル(3枚程度)
- ボックスティッシュ(1箱)
- 使い捨て除菌ティッシュ
- テレビカード(病院内で買ったものを患者に渡します)
- 少量のお金
- 健康保険証
- メモ帳と筆記用具
ベッドから起きられない間は上記を用意できれば十分です。
なお、入院費がかさむことがわかっているときは、病院の相談窓口へ早めに相談してください。入院患者の加入している健康保険窓口で手続きすることで格段に支出を抑えることができる制度があります。
術後の入院生活準備
つづいて、術後ベッドから車椅子、松葉づえ、歩行器などで移動できるようになったときに追加で準備するものです。
- 洗面用具(旅行用の歯ブラシセット)
- 小銭とクレジットカード
- ネット環境があるならパソコン
- 小さめのノート
- S字フック(できればプラスティック製)
- くつ(サンダルは転ぶ可能性あり)
- 靴下、下着、肌着
- カーディガンなど羽織れる服
- 雑誌や小説
- コップやおはし(プラスティック製)
- モバイルバッテリーと電源タップ
- 洗濯洗剤と食器洗剤
- 使い捨てのさらさらシート
- 飲み物(お茶とスポーツ飲料)
- ストロー(寝ながらでも飲めるもの)
- 電動ひげそり(男性)
- 生理用品(女性)
パソコンは、病室にネット環境がない場合は、モバイルWi-Fiが必要です。
ただ、モバイルWi-Fiは事業者が多すぎて、何がお得なのかよくわかりません…
選ぶならなるべく縛りなしのものを選ぶといいと思います。
月額の相場は3,000円ほどです。
業界最安級!月額3250円~【ギガWi-Fi】
また、いまならTVCMでもよく見る楽天モバイルがお得です。
1年限りですが、データ通信使い放題で解約金などもないので入院期間中だけ使うと良いと思います。家族とのテレビ電話や、パソコンのWi-Fiアクセスポイントとして使えます(デザリングといいます)。
楽天回線エリアなら高速で完全データ使い放題
スマホも暇つぶしにYouTubeをみたり家族とテレビ電話するならWi-Fi環境がないとつらいです。
わたしの入院先は、1階のラウンジに行けば、ローソンやドコモ、ソフトバンクの無料Wi-Fiがありました。
病室は有線LANがあったのでなんとかなりました。
おかげさまで、仕事先との連絡も問題なく、同僚や部下とのLINEもパソコンで送受信していました。
お見舞いのない入院生活の必需品
個人的な意見です。
実は患者にとって、テレビを長時間見るのは苦痛です。おなじCMが流れるだけでも飽き飽きしてしまいます。
一方、ネットニュースなどは自分で検索した情報を、必要に感じるところまで読めばいいので気軽です。
特に、患者としては自分の趣味に関する情報を見るだけでもストレスを大きく解消できますし、治療に対する気力も養えます。
新型コロナの収束が不明確な今、ベッドのそばにいて欲しい人は残念ながら入室できません。
コロナ禍の今、患者のためにはネット環境を揃えてあげることを強くお薦めします。